REPORT
SAGA BLUE PROJECTの取り組みについてのレポートです。
02.佐賀の秋空にバルーンをえがこう!
10月9日、神埼市神埼町で「SAGA BLUE PROJECT」の第2弾イベントとして、「佐賀の秋空にバルーンをえがこう!」を開催しました。
ブルーに舗装された交差点に、一体どんな絵が描かれたんでしょうか?安全安心な佐賀への想いを込め、路上でお絵描きを楽しんだ子どもたちの様子をレポートします!
[日時] 2019年10月9日(水曜日)10:10~
[場所] 佐賀銀行神埼支店前交差点
[協力] ミヤザキケンスケさん・神埼小学校3年生の皆さん
佐賀銀行神埼支店前の交差点に集まる児童たち
澄み渡る秋空のもと、イベントに参加してくれたのは、神埼小学校3年生の121名の子どもたちです。学校から自分の画板を持って、会場となった佐賀銀行神埼支店前の交差点に集まってくれました。
原惣一郎佐賀県県民環境部長、末次利明神埼市教育長のごあいさつ
まずは、原惣一郎佐賀県県民環境部長(左)、末次利明神埼市教育長(右)からごあいさつ。子どもたちに向かって、「神埼市が交通事故のない、安全な町になるよう想いをこめて、皆さん元気いっぱいバルーンを描きましょう!」、「交通事故を無くすには、一人ひとりが安全意識を持つことが大事。みなさんもバルーンを描くことで、交通安全をしっかり守ることを意識してくださいね!」と呼びかけました。
地元の皆さん・警察の方々のご協力のもと
会場には、今回、交差点を使用させていただくことを地元住民のみなさんと共に受け入れていただいた平吉久規区長(真ん中)、日頃から交通安全対策に取り組んでいただいている香月幸太郎神埼警察署長(右)も、子どもたちのお絵描きを楽しみに駆けつけてくれました。
ミヤザキケンスケさんによるお絵描き指導
第1弾に引き続き、お絵描きの指導をしてくれたのは、佐賀県出身のアートクリエイター、ミヤザキケンスケさん。今回は、あらかじめバルーンの形が描かれた画用紙を子どもたちに配って、好きな色を塗ったり、絵を描いたりして、自分だけのバルーンをデザインしていきます。「みんなが描いてくれたバルーンは、交差点に散りばめていきます。何人かのお友達には、佐賀の風景や空を描くお手伝いもしてもらいます」とミヤザキさん。まさに、みんなで協力しながら交差点に一枚の大きな絵を描いていこう!というプロジェクトなのです。
佐賀大学芸術地域デザイン学部の学生さん・サポートスタッフの皆さんもお手伝い
ミヤザキさん以外にも、佐賀大学芸術地域デザイン学部の学生さんやサポートスタッフのみなさんが、子どもたちのお手伝いをしてくれて、イベントが始まる前からいろんな準備をしてくれました。見本のバルーンの絵を描いてくれたのも、大学生のみなさんです。
お絵描きタイムがスタート
画用紙と一緒に12色入りのクレパスが一人ずつに配られて、いよいよお絵描きタイムがスタート!画板を道路に置いて前のめりになっている子、画板を抱えて姿勢よく描いている子、隣の友達とおしゃべりしながら楽しそうに描く子など、それぞれのスタイルで描いていきます。
交差点の路上ペイントもスタート
各クラスの代表による、交差点の路上ペイントも同時にスタートしました。まずは1組の子どもたちが、ミヤザキさんがチョークで区分けした部分を、緑・黄色・茶色で塗りつぶして佐賀の風景を描いていきます。いつも使う絵筆ではなく、大きな刷毛やローラーを使って、大胆に豪快に塗っていきます。
大空に浮かぶ白い雲
2組の子どもたちは、大空に浮かぶ白い雲を担当。ミヤザキさんがチョークで描いた雲を、白い絵具で塗りつぶしていきます。白い雲が増えるたび交差点のブルーが映えて、本当の青空のように見えてきました。
カラフルな田園風景の仕上げ
3組の子どもたちは、カラフルな田園風景に線を描き入れていきます。大学生のお姉さんも手伝ってくれました。たくさんの線を描くのは大変でしたが、田畑の向こうに山々が連なる、遠近感や奥行が感じられる風景に仕上がりました。ここからさらにミヤザキさんが手を加えていきます。
十人十色のバルーンが完成
さあ、一人ひとりのオリジナルバルーンも順調に進んでいます。カラフルな色を塗り、交通安全へのメッセージを書いた子どもたちもたくさんいました。子どもたちがそれぞれにイメージを膨らませて描いた、十人十色のバルーンが完成です!
交差点に散りばめられるバルーン
絵が完成した子どもたちは、ハサミでバルーンの形に切り抜きます。風に飛ばされないよう絵の裏には両面テープをはって、交差点に散りばめていきました。
クレーンの上から仕上げの指示
クレーンに乗ったミヤザキさんが、交差点全体を見ながら、「もっと右に置いてみて」、「あまりバルーンを傾けないで」など細かく指示を出し、交差点いっぱいにバルーンの絵がはられていきます。間近で見ても色鮮やかで迫力がありますが、上から眺めると、いったいどんな絵が交差点に広がっているのでしょうか…。
澄み渡る秋空とパッチワークのような田園風景に広がる色とりどりのバルーンが完成
まさに、秋の風物詩として知られる佐賀インターナショナルバルーンフェスタの世界!澄み渡る秋空とパッチワークのような田園風景に、色とりどりのバルーンが広がっています。そして、このバルーン一つひとつに込められているのが、交通安全を願う子どもたちの想い。大切な命を守る安全な未来へと進んでいくため、大空に広がるバルーンのように交通安全への意識が佐賀県全体に広がっていくことを願っています。