REPORT

SAGA BLUE PROJECTの取り組みについてのレポートです。

03.交通安全デザインコンテスト


コンテストの目的

令和2年度の県民参加型のイベントとして、SAGA BLUE PROJECT交通安全デザインコンテスト ~あなたのアイデアで交通事故のない佐賀をつくろう~を開催しました。

本コンテストは、

  • 多くの方に、佐賀県の交通安全について考えていただくことで交通安全意識の向上につなげる
  • 募集した作品を実際の事故防止対策に活用する

ことで、「佐賀県を交通事故のない安全な街にすること」を目的に実施しました。

イラストレーション部門では「やめよう!佐賀のよかろうもん運転」を広く県民に周知するためのイラストを、アイデア部門では交通事故をなくすための自由なアイデアを募集し、500通を超えるたくさんのご応募をいただきました。

厳正なる審査の結果、最優秀及び優秀に選ばれた作品を紹介します!!

【イラストレーション部門 懸垂幕の部】

最優秀作品

大石 彩未(おおいし あやみ)さんの作品です。

最優秀に大石 彩未(小学生)さんの作品

道路を見下ろす大胆な構図で、一文字一文字を自動車で描くという発想が素晴らしい作品です。また、「やめよう」の文字を、信号機の赤に見立てて強調するというアイデアも素晴らしいです。
佐賀県では、このイラストを活用して31本の懸垂幕を制作しました。この懸垂幕は、交通安全PRに佐賀県庁舎、各市町庁舎、各警察署において交通安全県民運動期間などに実際に掲示されます!12月15日から始まる冬の交通安全県民運動から掲示を予定していますので、ぜひご覧ください。



優秀作品

河野 篤暉(こうの あつき)さんの作品です。

河野 篤暉さんの作品

イカやバルーン等の特産品や行事を活用して佐賀らしい表現で交通安全を呼びかけている点が素晴らしい作品です。
佐賀県では、このイラストを活用して企業とのコラボ製品 鶴屋YOKANGOを制作しました。この製品は冬の交通安全県民運動期間中に、キャンペーン等を通じて広く皆様へ配布していくことで交通安全をPRします!



優秀作品

岩部 明華(いわべ あすか)さんの作品です。

岩部 明華さんの作品

青空をイメージした楽しい表現で誰の目にも分かりやすく交通安全マナーの大切さを描いている点が素晴らしい作品です。
佐賀県では、このイラストを活用して反射キャッチバンドを制作しました。このキャッチバンドは、冬の交通安全県民運動期間中にキャンペーン等を通じて広く皆様へ配布していくことで交通安全をPRするとともに、実際に着用してもらって、夜間の交通事故防止にもつなげていきたいと考えています!

【イラストレーション部門 マグネットの部】

最優秀作品

塩田 綾香(しおた あやか)さんの作品です。

塩田 綾香さんの作品 塩田 綾香さんの作品

文字の中にイラストを組み込むことで鮮やかでインパクトのある作品に仕上がっている点が素晴らしい作品です。
佐賀県では、この最優秀イラストを活用してマグネットシートを制作しました。このマグネットは、冬の交通安全県民運動期間中にキャンペーン等を通じて広く皆様へ配布していくことで交通安全をPRします!



優秀作品

折津 明依(おりつ めい)さんの作品です。

折津 明依さんの作品 折津 明依さんの作品

佐賀県のシンボル的存在であるムツゴロウを使って、運転にゆとりを持つことの大切さを上手に呼びかけている点が素晴らしい作品です。
佐賀県では、このイラストを活用してエコトートバッグを制作しました。このバッグは冬の交通安全県民運動期間中にキャンペーン等を通じて広く皆様へ配布していくことで交通安全をPRします!



優秀作品

川久保 静華(かわくぼ しずか)さんの作品です。

川久保 静華さんの作品 川久保 静華さんの作品

インパクトのある表現で「あなたの運転は見られているぞ」との意識付けにつなげようという発想が素晴らしい作品です。
佐賀県では、このイラストを活用してポケットティッシュを制作しました。このティッシュは冬の交通安全県民運動期間中にキャンペーン等を通じて広く皆様へ配布していくことで交通安全をPRします!



優秀作品

福田 琴音(ふくだ ことね)さんの作品です。

福田 琴音さんの作品 福田 琴音さんの作品

黄色信号で進むことは危険なことであり、交通事故のリスクが高まることを、擬人化した動物を通じて上手く伝えている点が素晴らしい作品です。
佐賀県では、このイラストを活用して企業とのコラボ製品 竹下製菓チョコクランチバーを制作しました。この製品は冬の交通安全県民運動期間中に、キャンペーン等を通じて広く皆様へ配布していくことで交通安全をPRします!



優秀作品

米松 友莉(よねまつ ゆり)さんの作品です。

米松 友梨さんの作品 米松 友梨さんの作品

幕末の佐賀藩主である鍋島直正公が佐賀の特産品を用いてスローガンを語るというインパクトのある表現である点が素晴らしい作品です。また、「ろうもん」の文字をイラストで描くという発想も面白いです!
佐賀県では、このイラストを活用して企業とのコラボ製品 久光製薬直貼を制作しました。この製品は冬の交通安全県民運動期間中に、キャンペーン等を通じて広く皆様へ配布していくことで交通安全をPRします!

【アイデア部門】

アイデア部門について、実現可能なものは今後の県に施策に取り入れる予定です!



最優秀作品

福田 孝(ふくだ たかし)さんの作品です。

福田 孝さんの作品
アイデアの概要
  • 県交通安全キャラクターのマニャーの人形を車内に配置する
  • 人形の周りにはセンサーバーを配置する
  • 急ハンドル・急ブレーキ・急加速等の乱暴な運転時に、人形が揺れてセンサーバーに触れることで、マニャーの人形が運転者に注意喚起を行うことで交通マナーの向上を図る

県の交通安全キャラクターマニャーの人形に、急発進や急ブレーキ等の危険運転を注意する機能を組み込んだ、交通事故防止の効果が期待できる素晴らしいアイデアです!



優秀作品

山田 照彦(やまだ てるひこ)さんの作品です。

山田 照彦さんの作品
アイデアの概要
  • 車のリアウィンドウに氏名・住所等の表示を義務化する
  • “見られている”ということを意識させ、安全運転につなげる

車のリアウィンドウに氏名・住所等を表示させることで他人の目を意識させて安全運転につなげるという斬新かつ大胆な発想であり、交通事故防止の効果が期待できる素晴らしいアイデアです。



優秀作品

横山 莉音(よこやま りおん)さんの作品です。

横山 莉音さんの作品
アイデアの概要
  • 反射材作成のワークショップを開催する
  • 各世代に応じたオリジナルの反射材を自分で作成する
  • 自分で作成したオリジナルの反射材であれば愛着がわき、着用率の向上につながる

反射材の着用率の向上につなげるとともに、子どもからお年寄りまで幅広い世代の方が楽しみながら交通安全に取り組め、交通事故防止の効果が期待できる素晴らしいアイデアです。



優秀作品

鴨田 和大(かもだ かずひろ)さんの作品です。

鴨田 和大さんの作品
アイデアの概要
  • 信号機の赤青黄を色だけでなく形でも表現(青は〇、黄色は△、赤は×)
  • 色判別が不自由な方にも分かりやすいことに加え、赤を×で表現することで心理的にも作用すると思われ、信号無視防止につなげる。

信号機の表示を赤青黄の3色に加えて視覚的にも分かりやすい形で表示し、色判別が不自由な方にも配慮するという、交通事故防止が期待できる素晴らしいアイデアです。



優秀作品

原口 紗和(はらぐち さわ)さんの作品です。

原口 紗和さんの作品
アイデアの概要
  • 運転監視眼鏡を付けて運転する
  • 眼鏡には小型の監視用カメラとアラームが装着されている
  • 運転者がわき見をした場合に、アラームが鳴り注意することで、事故の原因として多い“前方不注視”を防ぐ

佐賀県で交通事故の原因で最も多い“前方不注視”を確実に防ぐ未来の技術であり、交通事故防止の効果が期待できる素晴らしいアイデアです。



優秀作品

川﨑 理恵(かわさき りえ)さんの作品です。

川﨑 理恵さんの作品
アイデアの概要
  • 大事な家族や友人の写真等を入れるお守りを携帯する
  • 「自分には大切な人が待っている」ということを思い出させることで交通安全意識を高め、事故防止につなげる

お守りを通じて、家族や友人など大切な人がいることを思い出すことで交通安全意識を高めることにより、交通事故防止の効果が期待できる素晴らしいアイデアです。



優秀作品

山下 かんなさん(やました かんな)の作品です。

山下 かんなさんの作品
アイデアの概要
  • 写真入れを車の中に取り付ける
  • 写真入れに大切な人の写真を入れる
  • 運転中に大切な人を思い浮かべることで交通安全意を高め、事故防止につなげる

車内に家族や友人の写真を飾ることで運転中にいつも思い浮かべ交通安全意識を高めることにより、交通事故防止の効果が期待できる素晴らしいアイデアです。

最後に

佐賀県はいまだに交通事故の発生件数全国ワーストレベルであり、痛ましい死亡事故も後を絶ちません。
佐賀県から交通事故をなくすためには、一人ひとりが「交通安全をしっかりと意識して、安全な行動を心がける」=ことが何よりも大切です。今回のコンテストの作品を見て、多くの皆さんに交通安全について、また、佐賀県から交通事故をなくすにはどうしたらよいか、ということを真剣に考えていただいたことがひしひしと伝わってきました。より多くの人に交通安全についてしっかりと意識してもらえれば佐賀県から交通事故はなくなると信じています。
佐賀県では、今後も様々な形で、多くの人に交通安全について考えてもらう機会をつくり、佐賀県から交通事故が無くなることを目指して取り組んでまいります。