REPORT

SAGA BLUE PROJECTの取り組みについてのレポートです。

05.高齢者にも交通安全を呼びかけ


目的

令和2年中に佐賀県内で発生した人身交通事故のうち、高齢者が関係する事故が全体の約38%で、交通死亡事故においても、亡くなられた方全体の約70%が高齢者であるなど、高齢者の絡む交通事故が多い傾向でした。そこで、高齢者に交通安全を意識してもらうことで、交通事故の防止を図るため、令和3年度は高齢者を対象に、令和2年度に実施した交通安全コンテストのアイデアも取り入れながら、「運転に必要な俊敏性の体験イベント」「反射材エコバッグ配布」「反射材ワークショップ」に取り組みました。

マニャーパトロ-ル

県内3箇所で実施。約400人が参加した運転に必要な俊敏性の体験イベント

県内のショッピングセンターで、運転に必要な俊敏性を測定できる体験イベントを実施し、運転に必要な身体能力が衰えていないか、改めて知ってもらうきっかけとしてもらうものです。参加者からは、「力の衰えを知る機会になって良かった」とのコメントもありました。

反射材付きのエコバッグ配布

県内約800組の金婚さん夫婦に反射材付きのエコバッグ配布

金婚さん表彰式において、反射材付きのエコバッグの配布とパネル展示を実施し、反射材着用の促進につなげました。

反射材作成ワークショップ

県内約240人の園児などが参加した反射材作成ワークショップ

幼稚園や保育園、ショッピングセンターでの反射材作成ワークショップを実施しました。
令和2年度に実施したコンテストのアイデアを活用し、孫世代からのプレゼントとすることで、より愛着が湧き、身に付けてもらえるのではないかと考え、取り組んだものです。
「孫からのプレゼントであれば絶対に付ける」といったコメントもあるなど、大きな反響が寄せられました。


反射材作成ワークショップ

最後に

令和元年度からSAGA BLUE PROJECTとして、交通安全に関する様々な取り組みを実施していますが、佐賀県はいまだに交通事故の発生件数が全国でワースト上位であり、痛ましい死亡事故も後を絶たない状況です。
一人ひとりが交通事故防止をしっかりと意識する安全安心な佐賀県の実現のために、引き続き多くの県民に交通安全について考えてもらう機会をつくり、交通事故のない佐賀県を目指して取り組んでいきます。